イギリス渡英前のお金の準備|現金・カード・Wiseはどうする?

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渡英前のお金で大切なのは、英国銀行口座を無理に作ることではなく、到着したその日から英ポンドで支払えて、日本円を英国へ動かせる状態を作ることです。

結論:この3つを準備すれば十分

用途 準備するもの 目安
到着日の支払い Visa/Mastercardを2枚 別ブランド・別会社が安心
予備の現金 英ポンド現金 £50〜100程度で十分
日本円→英ポンド Wise 英国の銀行口座ができるまでの橋渡し 詳しく見る

現金は大量に持っていかなくていい

英国の日常生活はカード・タッチ決済中心です。空港から宿までの移動やカード障害時の予備として、筆者なら£50〜100程度を持ちますが、大量の英ポンド現金を日本で用意する必要はありません。

なお、グレートブリテンへ£10,000以上の現金または相当額を持ち込む場合は税関への申告が必要です。家族・グループで合計£10,000以上でも対象になります。

日本のカードは2枚持つ

渡英直後はホテル、鉄道、配車アプリ、スーパーなどでカードを多用します。1枚が不正検知や本人認証で止まっても困らないよう、できれば発行会社の異なるVisa/Mastercardを2枚用意します。

カード決済で「GBPか日本円か」を選べる場面では、通常は英ポンドを選ぶ方が分かりやすいです。日本円を選ぶ動的通貨換算(DCC)では、店舗側・決済事業者側のレートが使われる場合があります。

海外事務手数料は日本のカードごとに違います。手元のカードの「海外利用手数料」「海外ATM手数料」「キャッシング条件」を出発前に確認してください。

Wiseは日本円と英ポンドの橋渡しに使う

日本から英国へ移る人は、渡英後もしばらく日本円を持ち続けるケースが多いです。Wiseなら日本円→英ポンドの両替・送金をオンラインで行え、手数料と受取額を送金前に確認できます。

英国の利用条件を満たせば英ポンドのソートコードと口座番号を利用できることもありますが、Wiseは英国の銀行そのものではありません。長期生活では、英国の住所が決まった後にMonzo、Lloyds、Starlingなどの英国の銀行口座も作るのがおすすめです。

Wiseの手数料・使い方を見る

日本のATMカードだけに頼らない

英国ATMから日本口座のカードで現金を引き出せる場合もありますが、カード会社の海外ATM手数料、キャッシング扱い、現地ATM側の手数料、為替レートを確認する必要があります。日常の生活費を毎回ATMで引き出す方法は管理しにくいため、あくまで予備と考えます。

最初の家賃・デポジット用のお金は分けておく

家が決まると、賃貸デポジット(敷金)、最初の家賃、家具・生活用品など大きな支払いが短期間に続きます。日常生活用のカード限度額とは別に、必要資金を日本口座やWise等で動かせるよう準備しておくと安心です。

イングランドでは2026年5月以降、一般的な新規一般的な民間賃貸契約で契約前の家賃の前払いを求めることは禁止され、契約後も通常は入居前に1か月分までです。古い記事の「半年分前払いを用意」という情報を前提に大金をGBP化する必要はありません。

大きなお金は英国の銀行口座ができてからでいい

敷金・家賃・生活費すべてを出発前に英ポンドへ替える必要はありません。最初は数週間分の生活費を動かせる状態にしておき、英国の住所と銀行口座ができてから必要額を送る方が管理しやすくなります。

→ 渡英直後に開設しやすい英国の銀行口座

渡英前のお金チェックリスト

  1. 海外利用できるカードを2枚にする
  2. カード会社へ登録している電話番号・メールを確認する
  3. Wiseを使うなら本人確認まで済ませる
  4. 少額の英ポンド現金を用意する
  5. 大きな資金移動は英国の銀行口座開設後に比較する

渡英前のお金の持ち方を比較

方法 メリット 注意点 向いている用途
日本のクレジットカード 到着初日から使える 海外事務手数料・利用停止に注意 交通・ホテル・買い物
Wise 日本円から英ポンドへ動かしやすい 英国の銀行そのものではない 渡英前後の資金移動
現金 カード障害時の予備になる 紛失リスクがある 少額の予備
日本の銀行から海外送金 使い慣れた銀行で完結 手数料と為替レートを要確認 まとまった送金

最初に全部の貯金を英国へ送らない

渡英直後は、家が決まる時期や必要な初期費用がまだ読めません。最初は数週間分の生活費と入居時に必要な資金を動かせる状態にし、英国の銀行口座ができてから追加で送る方が管理しやすくなります。

特に為替は動くため、一度に全額を両替するより、生活開始に必要な分から段階的に移す方法もあります。

50万円を英ポンドへ移すと、手数料差はどのくらい?

海外送金は「送金手数料」だけでなく、適用される為替レートまで含めて見ます。2026年10月にWise公式比較画面で表示された50万円→英ポンドの例では、ミッドマーケットレートが1英ポンド=211.282円、Wiseの手数料は3,859円、受取額は£2,348.24でした。

項目 50万円送金の表示例
送金額 500,000円
手数料 3,859円
表示レート 1英ポンド=211.282円
受取額 £2,348.24

もちろん為替レートは常に変わります。ただし、たとえば別サービスの実質的な為替コストが1%高ければ、50万円で約5,000円、300万円なら約3万円の差です。渡英時は金額が大きくなりやすいので、必ず「最終的に何ポンド届くか」で比較してください。

クレジットカードの海外事務手数料も金額で見る

到着直後は日本のカードが便利ですが、海外事務手数料が2.2%なら50万円利用で約11,000円、3.85%なら約19,250円です。家具・家電・ホテルまで日本カードに集中すると、数万円の差になり得ます。

また、店舗端末で円建てを選ぶDCC(動的通貨換算)は、カード会社ではなく店舗側の為替レートが使われるため割高になりやすいです。支払い通貨を聞かれたら、原則として英ポンド(GBP)を選びます。

よくある質問

日本のデビットカードだけでも大丈夫ですか?

決済自体は可能でも、ホテルのデポジットや一部の本人確認でクレジットカードが便利なことがあります。少なくともカードは複数枚に分散した方が安全です。

英国銀行口座は日本から作るべきですか?

一般的な英国のカレントアカウントは英国居住者・英国の住所が前提のものが多いため、通常は住所が決まってからで十分です。