Remitlyは、海外の銀行口座や家族・知人へお金を送ることに特化した国際送金サービスです。イギリス、フランス、オランダ、ベルギー、スペイン、アメリカ、日本などから送金でき、受取国によっては銀行口座だけでなく、現金受取やモバイルウォレットにも対応しています。
WiseやRevolutと名前が並ぶこともありますが、役割はかなり違います。Remitlyは「外貨を長く保有する」「日常のカード決済に使う」というより、今いる国から別の国へお金を届けることに強いサービスです。
先に結論:Remitlyはこんな人に向いています
| こんな人 | Remitlyの使い方 |
|---|---|
| 海外の家族・知人へ送金したい | 銀行口座・現金受取・モバイルウォレットなど、相手に合う受取方法を選ぶ |
| 自分の海外口座へ資金を移したい | 対応する送金ルートなら銀行口座へ直接送る |
| 銀行口座を持たない相手へ送りたい | 送金先によってはCash PickupやMobile Walletを使える |
| 送金速度と受取方法を選びたい | 対応ルートではExpress / Economyなどから選択できる |
ポイント:Remitlyは「海外生活用の口座」ではなく、国際送金そのものに特化したサービスです。WiseやRevolutとは競合する部分もありますが、受取方法の多さが大きな違いです。
Remitlyとは?
Remitlyは国際送金に特化した金融サービスです。送金する人がアカウントを作り、送金先の国・金額・受取方法・支払方法を選んで送金します。
2026年10月時点で、Remitlyのネットワークは175か国以上に広がっています。送金元としても、アメリカ、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、スペイン、日本など多くの国に対応しています。
本サイトで扱っている主要国は、すべてRemitlyの送金元国に含まれています。
| 送金元 | Remitly |
|---|---|
| 🇬🇧 イギリス | 送金可能 |
| 🇫🇷 フランス | 送金可能 |
| 🇳🇱 オランダ | 送金可能 |
| 🇧🇪 ベルギー | 送金可能 |
| 🇪🇸 スペイン | 送金可能 |
| 🇺🇸 アメリカ | 送金可能 |
| 🇯🇵 日本 | 送金可能 |
ただし、送れる国、使える支払方法、受取方法、手数料は送金ルートごとに異なります。「Remitlyなら世界中どこでも同じ条件」とは考えず、実際の送金画面で確認するのが基本です。
Remitlyでできること
1.海外の銀行口座へ送金する
もっとも基本的な使い方です。受取人の銀行口座情報を入力し、海外の銀行口座へ直接送金します。
自分の海外口座へ資金を移す場合にも、対応している送金ルートなら利用できます。ただし、送金元・送金先・利用目的によって追加情報や本人確認を求められることがあります。
2.現金で受け取ってもらう
RemitlyがWiseなどと大きく違うのが、Cash Pickup(現金受取)に対応する送金先が多いことです。
受取人が銀行口座を持っていなくても、対応する銀行・送金事業者・店舗などで現金を受け取れる場合があります。利用できる場所は国によって異なります。
3.モバイルウォレットへ送る
送金先によっては、銀行口座ではなくMobile Walletへ直接送金できます。モバイルマネーが日常的に使われている国へ送る場合に便利です。
4.デビットカードへ入金する
一部の国・銀行では、VisaまたはMastercardのデビットカードへ直接送金する方法にも対応しています。受取人の所在地やカード発行銀行によって利用可否が変わります。
5.一部の国では自宅配送もある
送金先によっては、現金のHome Deliveryに対応する場合もあります。つまりRemitlyは「銀行口座から銀行口座へ送る」だけではなく、受取人が使いやすい方法で届けることを重視したサービスです。
受取方法はすべての国で利用できるわけではありません。銀行振込だけの国もあれば、Cash Pickup・Mobile Wallet・Debit Card Depositなど複数の選択肢がある国もあります。
受取人はRemitlyアカウントを作る必要がある?
通常、受取人がRemitlyアカウントを作る必要はありません。送金する側がRemitlyアカウントを作り、受取人の情報と受取方法を指定します。
そのため、海外にいる家族や知人がWiseやRevolutなどのアカウントを持っていない場合でも使いやすいのがRemitlyの強みです。
Remitlyの登録・送金方法
送金元国や送金先によって画面は多少変わりますが、基本的な流れは共通しています。
- Remitlyのアカウントを作る
ウェブサイトまたはアプリから登録します。 - 送金先の国を選ぶ
送りたい国と通貨を指定します。 - 送金額を入力する
為替レート、手数料、相手の受取額、着金予定を確認します。 - 受取方法を選ぶ
銀行口座、Cash Pickup、Mobile Walletなど、表示された方法から選択します。 - 受取人の情報を入力する
氏名、銀行情報、電話番号など、受取方法に応じた情報を入力します。 - 支払方法を選ぶ
銀行口座、デビットカード、クレジットカードなど、送金元国で利用できる方法が表示されます。 - 最終条件を確認して送金する
総支払額・受取額・送金予定日時を確認して確定します。
Remitlyの手数料はいくら?
Remitlyの手数料は一律ではありません。送金元国、送金先、金額、支払方法、受取方法、送金速度などによって変わります。
送金を確定する前に、適用される為替レート、手数料、支払総額、相手が受け取る金額が表示されます。
海外送金を比べるときは、手数料の金額だけを見ない
「送金手数料0円」でも、為替レートが別のサービスより不利なら、最終的な受取額は少なくなることがあります。
同じ支払額で、相手に最終的にいくら届くかをWiseや銀行と比較するのが一番分かりやすいです。
また、新規利用者向けに初回送金の特別レートや手数料無料などのキャンペーンが表示されることがあります。ただし、内容・対象ルート・期間は変わるため、固定の割引額を前提にせず、その時点の公式画面を確認してください。
ExpressとEconomyはどう違う?
送金ルートによっては、RemitlyでExpressとEconomyなど複数の送金速度が表示されます。
| Express | Economy | |
|---|---|---|
| 向いている人 | できるだけ早く届けたい | 急がずコストを抑えたい |
| 送金速度 | 速い傾向 | 時間がかかることがある |
| 料金 | 高くなる場合がある | 安くなる場合がある |
ただし、この2種類が必ず表示されるわけではありません。実際に利用できる送金速度は、送金ルートと支払方法によって決まります。
送金はどれくらい速い?
Remitlyの送金速度は、送金元・送金先・支払方法・受取方法・本人確認・取引審査などによって変わります。
Remitlyの2026年第1四半期データでは、資金受領後の送金の90%超が1時間以内に届けられ、その多くは数秒とされています。ただし、これは全送金が必ず1時間以内に届くという意味ではありません。
実際には送金確定前に表示される予定到着日時を確認してください。
予定時間に届かなかったら?
RemitlyにはDelivery Promiseがあり、案内された時間までに送金が届かなかった場合、条件を満たせば送金手数料の返金を請求できます。
ただし、送金者から必要情報が不足していた場合、支払いが失敗した場合、もともと送金手数料が0円だった場合などは、手数料返金の対象外になることがあります。
「遅延したら送金額そのものが追加で補償される」という制度ではありません。条件を満たす遅延について送金手数料を返金する仕組みです。
日本からRemitlyを使う場合
Remitlyは2026年に日本からの海外送金にも対応しました。日本から英国、米国など海外へ送金できます。
支払方法
日本から送る場合、Remitlyは日本発行のVisa / Mastercardデビットカード、または銀行口座による支払いを案内しています。日本の送金者はクレジットカードを利用できません。
銀行振込を使う場合は、Remitly画面に表示された口座へ、自分のRemitlyアカウントと同一名義の銀行口座から入金します。
本人確認
日本の送金者の本人確認では、日本国籍者はマイナンバーカード、外国籍の場合は在留カードまたは特別永住者証明書などが案内されています。スマートフォンでセルフィーと短い動画の撮影も求められます。
送金額や本人確認の結果によっては、追加書類を求められる場合があります。
これは日本居住者向けの条件です。英国・フランス・オランダ・ベルギー・スペイン・米国などから送る場合は、その送金元国で利用できる支払方法・本人確認方法に従ってください。
Remitly・Wise・Revolutはどう違う?
3つとも海外のお金に関係するサービスですが、得意分野は違います。
| 用途 | Remitly | Wise | Revolut |
|---|---|---|---|
| 海外送金 | ◎ | ◎ | ○ |
| 銀行口座への送金 | ◎ | ◎ | ○ |
| Cash Pickup | ◎ 対応国が多い | 基本用途ではない | 基本用途ではない |
| Mobile Walletへの送金 | ◎ 対応国あり | 送金先による | 基本用途ではない |
| 複数通貨を保有 | × | ◎ | ◎ |
| 海外でカード決済 | × | ○ | ◎ |
| 向いている使い方 | 相手にお金を届ける | 国をまたぐ資金移動 | 海外生活の日常決済 |
Remitlyを選ぶ理由が特にはっきりするのは、受取人に銀行口座以外の受取方法が必要なときです。一方、自分名義の口座間で大きなお金を移したり、外貨をそのまま保有したい場合はWiseも比較した方がよいでしょう。
Wiseについては、Wiseの使い方・登録方法ガイドで詳しく解説しています。
海外の日常決済やカード管理が目的なら、Revolutの使い方・登録方法ガイドもあわせて確認してください。
Remitlyが向いているケース
Remitlyと相性がいい使い方
- 海外の家族へ定期的に送金する
- 留学中の家族へ生活費を送る
- 銀行口座を持たない受取人へ送りたい
- Cash PickupやMobile Walletを使いたい
- 送金速度を選びたい
- Wiseと最終受取額を比較して安い方を選びたい
Remitlyを使うときの注意点
為替レートと手数料をセットで確認する
手数料が安くても、為替レートによっては別サービスの方が多く届くことがあります。送金前には必ず最終受取額を確認してください。
初回キャンペーンだけで比較しない
新規顧客向けの特別レートや手数料無料が表示されることがありますが、2回目以降は通常条件になります。継続利用するなら通常レート・通常手数料でも比較しましょう。
高額送金では追加書類が必要になる場合がある
大きな金額を送る場合、本人確認に加えて住所確認、送金目的、資金源などの追加情報を求められることがあります。送金限度額も国・受取方法・為替レートなどによって異なります。
よくある質問
Remitlyのアカウントは無料?
アカウント作成自体に月額料金はありません。実際の送金時に、送金ルート・金額・受取方法などに応じて手数料や為替レートが適用されます。
受取人も登録が必要?
通常は必要ありません。送金者がRemitlyアカウントを作り、受取人の情報を入力します。
日本から海外へ送れる?
はい。2026年時点で日本はRemitlyの送金元国です。送金先によって利用できる受取方法や条件が変わります。
海外在住の日本人でも使える?
現在の居住国がRemitlyの送金元国であれば利用できます。日本人かどうかより、現在どの国から送るかが重要です。
WiseとRemitlyならどちらが安い?
送金ルート、金額、支払方法、その時点の為替レートによって変わるため、一律には決まりません。同じ支払額を入力して、最終的に相手へ届く金額を比較してください。
まとめ:Remitlyは「相手にどう届けるか」に強い海外送金サービス
Remitlyは、単に海外の銀行口座へ送るだけでなく、送金先によってCash Pickup、Mobile Wallet、Debit Card Depositなど複数の受取方法を選べるのが特徴です。
そのため、海外の家族・知人への送金では特に使いやすいサービスです。一方、外貨を保有したいならWise、海外の日常決済をまとめたいならRevolutの方が向いています。
どのサービスを使う場合も、「手数料が安い」という表示だけで決めず、送金直前に為替レート・総支払額・最終受取額・到着予定を確認して比較するのがおすすめです。

