フランスのCAFとは?住宅手当・家族手当と留学生の最新ルール

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フランスの住宅手当は「学生なら誰でも申請すればもらえる」という制度ではありません。特に2026年7月1日から、日本人を含むEU域外の留学生の条件が大きく変わりました。古い日本語ブログの情報をそのまま使わず、まず自分が対象かを確認してから申請します。

※制度・料金・サービス内容は2026年10月11日に確認しています。料金やキャンペーン、申込み条件は変わるため、契約前にリンク先の最新条件を確認してください。

先に結論|日本人はここを最初に確認

あなたの状況 2026年7月以降の確認ポイント まずすること
日本人留学生・学生ビザ 原則、対象となる高等教育の給付型奨学金を受けていることが追加条件 CAF公式の現在条件を確認
留学生だがフランスで就労 就労している学生には例外あり 就労状況を正しく申告して試算
見習い・職業訓練契約 例外として対象になり得る 契約区分を確認
駐在・現地採用・家族世帯 学生向け新条件とは別に、住居・所得・家族状況で判定 公式シミュレーターで試算

CAFと2026年改正の概要

家族手当基金とは?

家族手当基金(Caisse d’allocations familiales、ケス・ダロカシオン・ファミリアル、通称CAF・カフ)は、住宅、子育て、家族などに関する給付を扱う公的機関です。フランス生活でよく耳にする「CAFを申請する」という表現は、実際にはCAFが扱う住宅手当や家族給付のいずれかを申請する、という意味です。

住宅関係では、個人住宅手当(aide personnalisée au logement、エド・ペルソナリゼ・オ・ロジュマン、通称APL・アー・ペー・エル)、家族住宅手当、社会住宅手当などがあります。どの制度になるかは住居・世帯・所得状況などで決まり、同時に複数を受け取るものではありません。

日本人留学生の新しい資格要件

2026年7月から、日本人留学生の住宅手当ルールが変わった

ここはフランスへ留学する日本人が最も注意したいところです。

CAFは、2026年7月1日から、EU・欧州経済領域・スイス以外の国籍を持ち、「学業継続」に相当する長期滞在ビザまたは滞在許可を持つ学生について、住宅手当を受けるための条件を変更しました。原則として、社会的基準に基づく高等教育の奨学金を受けていることが必要になります。

日本はEU域外国なので、一般的な日本人留学生はこの変更の対象をまず確認する必要があります。2026年6月以前のブログや体験談に「学生ならフランス到着後にCAFを申請すれば住宅手当が出る」と書かれていても、現在はそのまま当てはまりません。

すでに住宅手当を受けていた学生も対象

この変更は新規申請だけではありません。CAFは、新条件を満たさない学生について、既存の住宅手当も2026年7月から終了すると案内しています。

したがって、2026年より前からフランスに住んでいる日本人留学生も「以前もらえていたから今後も自動継続」と考えず、自分の資格を確認してください。

例外|日本人留学生でも対象になり得るケース

EU域外の学生がすべて住宅手当の対象外になったわけではありません。CAFの案内では、たとえば次のような人は別の扱いになります。

  • フランスで雇用されている学生
  • 自営業として職業活動をしている学生
  • 見習い契約で働く学生
  • 職業訓練契約で働く学生
  • 難民・無国籍者など所定の地位を持つ人
  • 一定の家族関係により別の資格を持つ人

「アルバイトを少ししていれば必ず対象」という意味ではありません。CAF上での職業状況、滞在資格、所得などを正確に入力し、現在の条件で判定を受けます。

どの奨学金なら条件を満たす?

CAFは、社会的基準に基づく高等教育の奨学金が対象になると案内しています。代表例としてCROUS(クルース)が扱う社会的基準奨学金や、特定の保健・社会福祉分野で地域圏が支給する奨学金などが挙げられています。

日本政府・日本の財団・大学独自の奨学金を受けているから自動的に条件を満たす、とは考えない方が安全です。自分の奨学金がCAFの条件に該当するかを公式案内で確認してください。

住宅手当・家族給付の申請手順

駐在・現地採用・家族で住む人はどうなる?

2026年7月の変更は、特定のEU域外「学生」に対する住宅手当条件の変更です。駐在員、現地採用、配偶者、子どものいる家族については、学生向けのこの条件だけで判断しません。

住宅手当や家族給付は、住居の種類、家賃、世帯人数、所得、滞在資格などによって変わります。対象かどうかを日本語の一般論だけで決めず、CAF公式のシミュレーターへ自分の実際の条件を入れるのが確実です。

住宅手当はいくらもらえる?

「パリなら月○ユーロ」「学生なら家賃の○割」という固定額ではありません。CAFは、住居の所在地、世帯構成、所得、家賃、住宅の種類などをもとに計算します。

同じ700ユーロの部屋でも、住んでいる都市、単身か家族か、所得、住居区分が違えば結果は変わります。ネット上の他人の受給額ではなく、公式シミュレーターで概算します。

申請前にこの順番で確認

  1. 自分の滞在資格が現在の住宅手当条件を満たすか確認
  2. CAF公式シミュレーターで概算
  3. 長期住居へ実際に入居
  4. 賃貸契約・家主情報・銀行口座情報を準備
  5. オンラインで申請
  6. 追加書類の依頼がないか継続して確認

申請は長期住居へ入ってから

住宅手当を先に確保してから部屋を借りる、という順番ではありません。まず賃貸契約を結び、実際に入居してから申請します。

申請時には、賃貸契約の情報、家賃、入居日、家主または管理会社の情報などが必要になります。法人が貸主の場合は会社番号を求められることもあります。

申請前に準備しておきたいもの

  • 有効なメールアドレスとフランスで連絡できる電話番号
  • 賃貸契約書
  • 家賃・入居日に関する情報
  • 家主または管理会社の氏名・住所・必要な法人情報
  • 銀行口座情報(IBAN・BIC)
  • パスポート・滞在資格書類
  • 所得・就労状況を示す資料
  • 対象になる場合は奨学金を示す書類

このため、フランスへ着いたばかりなら、住居 → 住所証明 → 銀行口座 → CAFという順番で進めると詰まりにくくなります。

CAF申請の前に銀行口座も整える

住宅手当などの申請では銀行口座情報が必要になります。長期住所が決まったら銀行口座も並行して進めます。

フランスで最初の銀行口座を作る →

銀行口座情報が必要になる

給付金の振込には銀行口座情報が必要です。フランスでは銀行口座情報書類(relevé d’identité bancaire、ルルヴェ・ディダンティテ・バンケール、通称RIB・リブ)を提出する場面が多いため、長期住居が決まったら銀行口座も並行して整えます。

渡仏直後でまだ口座がない場合は、フランスで最初の銀行口座を作る方法を先に確認してください。

申請後は「追加書類」を見落とさない

申請を送信したら終わりではありません。本人確認、滞在資格、所得、家主情報などについて追加資料を求められることがあります。CAFのオンラインアカウントと登録メールを定期的に確認します。

引越し、家賃、同居人、就職、退職、結婚、出産など状況が変わった場合も更新が必要です。古い情報のまま給付を受けると、後から過払い分の返還を求められる可能性があります。

学生以外は「家族給付」も確認する

子どもとフランスへ移住する家族では、住宅手当だけでなく、子育て・家族関係の給付が関係する場合があります。対象条件は給付ごとに異なるため、「CAF=住宅手当だけ」と考えず、自分の家族構成で使える制度を公式シミュレーターから確認します。

申請で間違えやすい点

日本人がつまずきやすいポイント

古い留学ブログを見て「留学生なら対象」と思う

2026年7月に条件が変わっています。この記事でも、留学年度が変われば必ずCAF公式情報を再確認してください。

家を借りる前から申請しようとする

住宅手当には実際の住居情報が必要です。まず長期住居を決めます。

銀行口座がなく申請が止まる

住居が決まった段階で、住所証明と銀行口座を並行して整えておくとスムーズです。

引越し・就職後も情報を更新しない

給付額や資格は生活状況に連動します。変化があれば早めに申告します。

日本の奨学金と新しい給付要件

日本の奨学金を受けていても、支給要件の証明にはならない

2026年7月からの新しい住宅手当制度で対象となる給付型奨学金は、主にフランスの学生支援機関CROUS(クロース)による社会的基準の奨学金と、一部の地域による医療・社会福祉分野の奨学金です。日本の自治体・民間財団の奨学金や一般的な交換留学の奨学金を、この要件を満たすものとして予定に入れないでください。

一方、学生でも実際に就労している場合、見習い契約などがある場合には例外があります。ビザに「就学」と書かれているだけで申請可否を決めず、就労・奨学金・同居家族の状況を正確に入力してください。CAFの制度改正説明。

よくある質問

2026年7月以降、日本人留学生は全員住宅手当をもらえない?

いいえ。対象になる高等教育奨学金を受けている人や、就労・見習いなど例外に当てはまる人は対象になり得ます。自分の滞在資格と活動状況で確認してください。

日本の奨学金をもらっていれば対象?

奨学金なら何でもよいという条件ではありません。CAFが示す「社会的基準に基づく高等教育奨学金」に該当するかを確認する必要があります。

住宅手当はいくら?

一律額はありません。所在地、家賃、所得、世帯構成などから計算されるため、公式シミュレーターを使います。

申請した月から必ず支給される?

給付開始時期には制度上のルールがあり、申請日・入居日・資格によって変わります。対象と思われる場合は入居後に先延ばしせず申請し、表示された権利開始日を確認してください。

留学生はまず自分が対象かを確認

制度変更後は、日本人留学生全員が同じ扱いではありません。滞在資格・奨学金・就労状況を確認してください。

フランス移住の手続き全体を見る →

まとめ

2026年以降のフランスの住宅手当では、特に日本人留学生が古い情報を使わないことが重要です。現在の資格確認 → 公式シミュレーター → 入居 → 銀行口座 → オンライン申請の順番で進めます。駐在・現地採用・家族世帯は学生向け新ルールだけで判断せず、自分の世帯条件で試算してください。

この記事で確認した公式・参考情報