フランスで家を借りる方法|ドシエ・保証人・Visale・保証金を解説

本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。

フランスで家を借りるときは、物件サイトを毎日見るだけでは足りません。特にパリなど競争の激しい地域では、内見前に入居審査書類(dossier、ドシエ)を完成させ、良い物件が出たらすぐ提出できる状態にしておくことが重要です。

※制度・料金・サービス内容は2026年10月11日に確認しています。料金やキャンペーン、申込み条件は変わるため、契約前にリンク先の最新条件を確認してください。

先に結論|家探しはこの順番

  1. 予算とエリアを決める
  2. 入居審査書類を完成させる
  3. 保証人・Visaleの可否を確認
  4. 物件を探す
  5. 内見・本人確認
  6. 契約書を確認
  7. 住居保険へ加入
  8. 入居時の物件確認をして鍵を受け取る

渡仏前に最初の住居を確保したいなら

家具付きの中期賃貸をオンラインで探せるため、ホテルを数週間延長するより選択肢を比較しやすくなります。

HousingAnywhereでフランスの物件を見る →

家探しの前に準備すること

最初に決めるのは「家賃」ではなく総固定費

広告の家賃だけで予算を決めると、共益費、電気、ガス、インターネット、住居保険などで予算を超えます。

特に暖房が個別契約なのか共益費に含まれるのかで冬の支出が変わります。物件を見るときは「家賃+共益費+電気/ガス+インターネット+保険」で月額を考えます。

入居審査書類(dossier、ドシエ)を先に作る

家主や不動産会社は、候補者の本人確認、職業、収入、現住所などを確認します。Service-Publicは、家主が要求できる書類の範囲を定めています。

日本人が準備しやすい基本セット

  • パスポート
  • ビザ・滞在資格に関する書類
  • 雇用契約・派遣辞令・在学証明
  • 給与明細・収入証明
  • 現在の住所関係書類
  • 保証人の書類、または保証制度の証明

PDF名も「Passport_Sample.pdf」のように分かりやすくそろえ、1つのフォルダへまとめます。

DossierFacileを使うと書類を整理しやすい

DossierFacile(ドシエ・ファシル)はフランス政府系の無料サービスで、賃貸候補者の書類がそろっているか、整合性があるかを確認してくれます。

書類を第三者へメール添付でばらばら送るより、整理された審査書類を提示しやすくなります。フランス語に不慣れな人ほど、何を出せばよいか整理する用途に向いています。

保証人がいないならVisaleを最初に確認

保証人(garant、ガラン)が必要と言われても、日本の家族をそのまま受け入れてくれるとは限りません。Action Logement(アクシオン・ロジュマン)のVisale(ヴィザル)は、対象者について家賃滞納等を保証する制度です。

対象条件は年齢・雇用状況・住居などで変わるため、物件を見つけてからではなく家探し開始時に確認します。

HousingAnywhereは「渡仏前から家具付き物件を確保したい人」向け

HousingAnywhere(ハウジングエニウェア)は、フランスの複数都市で家具付き中期賃貸を掲載しています。パリ周辺だけでも多数の部屋・スタジオ・アパートが掲載されています。

パリ以外の都市も家具付き物件を検索

滞在期間・入居日・家賃上限を入れ、ホテル代と比較しながら最初の数か月の住居を探せます。

HousingAnywhereで空室を確認する →

現地の一般賃貸より割高になることがありますが、渡仏前に家具付き住居を確保したい、ホテルを長期間使いたくない、最初の数か月だけ住みたい人には使いやすい選択肢です。

渡仏前から家具付き住居を探すなら

長期の一般賃貸とは別に、最初の1〜6か月を家具付き中期賃貸で確保する方法があります。料金・契約期間・キャンセル条件を必ず確認してください。

HousingAnywhereでフランスの物件を見る →

賃貸契約と初期費用

家具なし・家具付き・モビリティリースの違い

契約 一般的な契約期間 保証金の上限 向いている人
家具なし住宅 原則3年以上 家賃1か月分(共益費除く) 長期定住
家具付き住宅 原則1年、学生は9か月も 家賃2か月分(共益費除く) 移住直後・単身
モビリティリース 1〜10か月 保証金は禁止 対象条件を満たす短期滞在

契約期間や退去通知なども異なります。「家具付き=ただ家具があるだけ」ではなく、法的な契約区分として違いがあります。

保証金は家具なし1か月・家具付き2か月が基本

Service-Publicは、通常の主たる住居の賃貸で、保証金の上限を家具なし住宅は家賃1か月分、家具付き住宅は2か月分(いずれも共益費除く)としています。

モビリティリースでは保証金を要求できません。「外国人だから保証金6か月分」といった要求をされたら、契約種類と法的な根拠を確認してください。

初期費用で払ってよいもの・注意するもの

契約時には、初月家賃、保証金、法律上認められた仲介費用などが発生します。契約前に「予約金」「鍵の確保費」など不明な名目で海外口座へ送金を急かされる場合は注意します。

詐欺の典型パターン

  • 相場より極端に安い
  • 家主が国外にいて内見できないと言う
  • 鍵を郵送するので先に送金と言われる
  • Airbnb・Booking等の偽メールで支払いを求める
  • 契約書・身分確認前に保証金を求める
  • 暗号資産・ギフトカードでの支払いを求める

競争の激しい物件ほど焦りやすいですが、本人確認と契約書を確認する前に高額送金しないでください。

内見・契約・入居・退去の実務

内見で絶対に見るところ

  • 窓・結露・カビ
  • 給湯と暖房方式
  • 電気・ガスのメーター
  • 洗濯機置場
  • インターネット・光回線の設備
  • 家具付きなら備品一覧
  • 共用部・郵便受け
  • 騒音
  • エネルギー性能に関する資料

契約書で確認するところ

氏名、住所、入居日、家賃、共益費、保証金、契約期間、退去通知、家具リスト、家賃改定条件などを確認します。

フランス語が不安でも、金額・日付・契約期間だけは必ず自分でチェックします。分からない条項を「たぶん普通だろう」で署名しないでください。

物件が決まったら住居保険をすぐ準備

Featherなら英語でオンライン契約でき、入居時に必要な保険証明を取得できます。

Featherで住居保険を見積もる →

入居前に住居保険が必要

通常の住宅賃貸では、借主は賃貸リスクを補償する住居保険へ加入する必要があります。契約・鍵受取の前に保険証明を求められることがあります。

英語対応を重視するなら、フランスの住居保険でLemonade(レモネード)、Lovys(ラヴィス)などを比較しています。

入居時の物件確認は「退去時の証拠」

入退居時の物件確認(état des lieux、エタ・デ・リュー)は、壁、床、家具、設備の状態を記録する重要な書類です。退去時の保証金返還に直結します。

小さな傷、シミ、壊れた家具も記録し、自分でも写真・動画を撮影します。口頭で「これは前からです」と言われても、書類に残っていなければ後から証明しにくくなります。

退去時|保証金はいつ戻る?

Service-Publicは、退去時の状態が入居時と一致し、控除理由がない場合は原則1か月以内、損傷等がある場合は最大2か月以内などの返還ルールを案内しています。控除する場合、家主は請求書・見積等で根拠を示す必要があります。

入居審査でつまずきやすい点

フランスの家探しで日本人がつまずきやすいこと

つまずき 対処
保証人がフランスにいない Visale等の対象を先に確認
給与明細がフランス形式でない 雇用契約・派遣辞令等を整理
フランスの住所証明がない 仮住まい・日本の現住所資料を担当者へ確認
銀行口座がまだない 先に家→住所→銀行という順番も可能
フランス語契約が読めない 金額・期間・解約・保証金を重点確認

物件サイトは「役割」で使い分ける

一般の長期賃貸サイト、不動産会社、家具付き中期賃貸では向いている読者が違います。到着前から住所を確保したい人はHousingAnywhereのような中期家具付きサービス、現地で長期契約を探す人は一般賃貸と不動産会社を中心にするなど、滞在期間で入口を変えます。

家具付き物件は「家具がある」だけではない

家具付き賃貸には、法令上必要とされる設備・家具の基準があります。広告に「家具付き」と書いてあるだけで判断せず、ベッド、調理設備、収納、照明など実際の備品を内見・入居時確認で確認してください。備品一覧は退去時の損害確認にも使われます。

申込み前に1年間の住宅コストを計算する

家賃が100ユーロ安くても、通勤交通費、暖房費、インターネット、家具購入が高ければ総額では不利になることがあります。特に古い住宅は暖房費の差が大きくなりやすいので、エネルギー性能表示、暖房方式、窓、給湯方式も確認します。

入居時の保証金と総費用の具体例

家賃1,000€の物件なら入居時に何を払う?

共益費別の家賃が1,000€の場合、一般的な住居用の契約で保証金の上限は、家具なしなら1,000€、家具付きなら2,000€です。ここに初月家賃・適法な仲介手数料・住居保険が加わります。一方、モビリティリースでは保証金を請求できません。いずれも契約形態、共益費、実際の支払い頻度で条件が変わるため、内訳を事前に書面で確認します。

家賃を支払う前には、物件の住所、家主・仲介会社の身元、賃貸契約書、鍵の引渡し方法を突き合わせます。「内見前に保証金を海外送金すれば確保できる」といった要求は警戒してください。フランス政府の保証金ルールも参照できます。

よくある質問

銀行口座がないとフランスで家を借りられませんか?

一律ではありません。家主・不動産会社の支払方法や審査によります。長期住居の住所を使って銀行口座を開く人もいるため、銀行→家の順番に固定する必要はありません。

日本から内見なしで契約してもいい?

中期賃貸プラットフォームなど遠隔契約を前提にしたサービスはありますが、一般的な個人間賃貸で、実在確認なしに高額送金するのは避けるべきです。

家具付きの方がおすすめ?

1年前後なら家具付きは便利です。数年以上住むなら、家賃差と家具購入費を比較します。契約期間・保証金上限も違うため、期間で選ぶのがよいです。

まだ長期物件を決めきれない場合

最初の1〜6か月を家具付き中期賃貸にして、現地で長期物件を探す方法もあります。

HousingAnywhereで候補を探す →

まとめ|物件検索より先にドシエを作る

フランスの家探しで一番重要なのは、入居審査書類を完成させ、保証方法を決めてから物件を探すことです。家具なしなら保証金最大1か月、家具付きなら最大2か月という基本も覚えておきましょう。

契約が決まったら、次は住居保険 → 住所証明 → 銀行口座の順で生活基盤を整えます。

この記事で確認した公式・参考情報