Etsyの商品を海外へ販売するなら、送料設定は利益を左右します。日本郵便やDHLなどの配送料を調べてから、Etsyの送料プロフィールで配送先の国ごとに料金を設定しましょう。
日本のEtsyセラーが使う送料プロフィールとは?
送料プロフィールは、発送元、配送先、配送日数、送料などを設定して複数の商品に適用できる仕組みです。商品ごとに送料を入れ直すよりも管理が簡単で、送料を変更すると関連商品に反映されます。
日本郵便・DHL、どちらを選ぶ?
| サービス | メリット | 向く商品 | 最初に確認 |
|---|---|---|---|
| 日本郵便の国際配送 | 小型商品や複数サービスの選択肢 | 軽いハンドメイド小物 | 送付可能地域・追跡・受付状況 |
| DHL Express | 国際宅配・追跡・通関手続き | 急ぎの注文・比較的高単価品 | 見積もり・DDP・追加費用 |
Etsyの商品を販売する国を最初から全世界に広げる必要はありません。最初は米国・英国・EUなど、商品需要と送料を確認できた国に限定すると管理しやすくなります。米国向けについてはDDP・関税の別記事で詳しく説明しています。
送料は「商品価格+送料」で利益を計算する
仮に販売価格5,000円、商品原価1,500円、梱包300円、海外送料2,000円なら、ここまでの差額は1,200円です。ここからEtsyの販売・決済手数料や必要な関税関連費用、返品費用などを差し引きます。
送料プロフィールを設定する5ステップ
- EtsyのShop Manager(ショップ管理ツール)を開く。
- Settings(設定)→ Shipping settings(送料設定)へ進む。
- Shipping profiles(送料プロフィール)から新規プロフィールを作成する。
- 発送元、対応する配送先、送料、所要日数を設定する。
- 商品へプロフィールを適用し、購入者向けの画面で送料表示を確認する。
送料を決めるときの4つのポイント
① 梱包後のサイズと重量を測る
商品本体ではなく、箱・緩衝材・送り状を含めた荷物のサイズを基準にします。同じ商品でも包装方法で送料帯が変わることがあります。
② 国別の送料を分ける
欧州宛てとアメリカ宛てを一律の送料にすると、ある国では過大請求、別の国では赤字になりやすくなります。国別または配送地域別の送料を用意しましょう。
③ 追跡サービスを優先する
国際配送では荷物の移動に日数がかかります。追跡可能なサービスを選び、追跡番号を注文管理へ登録して、到着までの説明を簡単にできるようにします。
④ 米国向けには関税・DDPも考慮する
2026年7月以降、Etsyの米国向け注文では、購入者が注文時に輸入費用を把握できるようDDPへの対応が重要になりました。送料の安さだけで配送サービスを決めないでください。
あなたならどの方法から始める?
軽いアクセサリーを日本から販売
日本郵便の利用可能な追跡付きサービスの送料を調べるところから。梱包後重量で複数の配送方法を比較します。
高単価の商品を早く届けたい
DHLなどの国際宅配便も比較。送料は高くても追跡や通関手続きの見通しが立てやすく、商品の利益額と合わせて判断できます。
米国から注文が増えてきた
米国向けの送料と関税を分けて試算。DDPの手順を確認して、購入者に追加請求が生じない価格設定を検討します。
発送前の実測をサボると、利益が変わる
たとえば小さなアクセサリーでも、ギフトボックスと緩衝材を加えると荷物の厚さや重量が増えます。見積もりには完成した梱包箱を使いましょう。複数商品を同梱するときの追加送料も、送料プロフィールで調整できるようにしておくと便利です。
発送先を増やすのは、最初の実注文を経験してから
- まず販売したい2〜3か国だけ送料プロフィールを作成。
- 最初の数件で実送料・配送日数・問い合わせ内容を記録。
- 返品・紛失・遅延を考えた利益の余裕を確認。
- 問題がなければ配送先を追加し、料金表を更新。
- 米国向けはDDPの追加費用も確認。
| こんな商品 | 送料で意識したいこと |
|---|---|
| 軽いアクセサリー | 小形包装・追跡・破損防止 |
| 割れやすい陶器 | 梱包重量・保険・破損対策 |
| 高額な工芸品 | 追跡、保険、通関・税金関連費用 |
| 複数商品をまとめ買い | 同梱したときの追加送料 |
Etsyは送料プロフィールの機能を提供していますが、日本のセラーは米国・カナダのような特定キャリア向け自動計算を使えません。最初に実際の重量を測り、日本郵便・DHL等の見積もりを使う作業が、販売価格の正確さにつながります。

