イギリスへの送金で一番安い方法は?
イギリスへの送金サービスを提供しているのは5社
日本からイギリスに送金するサービスを提供している会社は、代表的なものが5つあります。
- 三菱UFJ銀行
- 楽天銀行
- ウェスタンユニオン
- PayPal
- Wise
海外送金サービスは複数の企業が提供していますが、その為替レートや手数料は大きく異なります。
一度の海外送金額は通常高額であり、間違ったサービスを選択すると、大きな損をしてしまうことも・・・。
なので、最もお得な送金サービスを選ぶことが大事です。
実際、間違ったサービスを使うと、10万円イギリスに送った時に、7,000円も損をしてしまう可能性があります!
結論!イギリスへの送金で一番安いのはWise!
結論を先に言うと、この中で一番お得にイギリスに送金できるのはWiseです。

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イギリス発の企業であるWiseは、欧米では広く知られていますが、日本ではまだあまり認知度がありません。
そのため、日本語で入手できる信頼できる情報が少ないのが現状です。
そこで、この記事では、Wiseの利点や欠点、アカウント登録の手順、送金手続きなどを解説していますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
イギリスへの送金方法の5社比較
実際にどれぐらいの差が出てくるかを比較してみましょう。
イギリスへ10万円送金時:約7,000円Wiseがお得!
たとえば、この5社を使って日本からイギリスに10万円送金した場合、イギリス側の受け取り金額は以下のように変わります。

この表からも明らかなように、Wiseがもっとも多くのお金を受け取ることができますね。
2番目のウェスタンユニオンとの差は38.01ポンド、日本円にして実に7,260円の差がでてきます。
イギリスへ100万円送金時:約3.8万円Wiseがお得!
送金金額が高くなると、Wiseのお得さはさらに高くなります。
たとえば、日本からイギリスに100万円を送金した場合は、以下のようになります。

一番お得なWiseと、二番目にお得な楽天銀行の差は197.37ポンド、日本円では37,700円の差になります。
いかがでしょうか?
Wiseが送金方法として、とってもお得なことがわかりますね。
Wiseの5つのメリット
他の海外送金方法と比べた場合、Wiseのメリットとデメリットをみてみましょう。
Wiseのメリット 1:レート・手数料がもっとも安い
先ほどの比較でも確認しましたが、Wiseは両替レートがもっともよく、送金の手数料も格安です。
そのため、一番お得に送金をするのであれば、Wiseが圧倒的に一番です。
Wiseのメリット 2:送金スピードがとても速い
Wiseの別のメリットは、送金が非常に速いことです。
実際、送金の45%が即時に行われ、最大でも2営業日以内に送金が完了します。
これに対して、日本の銀行では送金に1〜5営業日かかる場合があります。
Wiseのメリット 3:アカウント開設が完全無料
Wiseのサービスを利用する際に、アカウントを開設する必要があります。
それはすべてオンラインでできます。
また、アカウント開設は完全に無料です。
Wiseのメリット 4:実際の受け取り金額が事前にわかる
Wiseのさらなるメリットは、送金時に受取人が受け取る金額が事前にわかること。
他の送金サービスでは、実際の着金金額が事前にわからないため、実際に送ってみると、思っていたより金額が低かったということがよくあります。
Wiseを使えば、このようなことを避けられます。
Wiseのメリット 5:超便利なデビットカードが発行できる
Wiseでは、「Wiseデビットカード」という、発行手数料・年会費が完全無料のデビットカードを発行することができます。
(ただし、物理カードを作る場合は別途1,200円必要。Google Payなどで使えるバーチャルカードは無料)
このカードに日本円をチャージしていれば、わざわざ毎回両替をせずに、そのカードを海外のショッピングでそのまま使えます。
普通、日本のクレジットカードを海外で使うと、両替レートが非常に悪いですが、Wiseデビットカードであれば、非常にお得!
また、デビットカードなので、使いすぎの心配もないですよ。
そのため、海外旅行に必須のカードとなっています。
Wiseの2つのデメリット
Wiseのデメリット 1:日本語サポートがやや手薄
しかし、Wiseにもデメリットがあります。
まず、イギリスの企業であるため、日本の他の海外送金サービスに比べると、日本語のサポートがやや手薄です。
ただ、Wiseの基本的な送金の手続きなどはすべて日本語に対応していますので、心配する必要はありません。
また、このあとに、このブログで送金手順を詳しく解説しています。
Wiseのデメリット 2:アカウント開設手続きがやや面倒
Wiseのアカウント開設に少し手間がかかることが別のデメリット。
また、アカウント開設ページの中には、わかりにく箇所もあります。
海外ではWiseはとても有名なのですが、日本ではまだ知名度が低いです。
そのため、Wiseについて詳しく解説しているサイトは非常に少ないです。
しかし、このブログで、Wiseの登録手順を丁寧に解説していますので、ご心配なく!
WISEへのアカウント登録、送金方法、本人確認について
事前に準備するもの
Wiseの登録方法と実際の海外送金のやり方を説明させていただきますね。
なお、今回の登録方法は現在日本に住んでいる方を対象にしています。
(既にイギリスにいる方は、こちらをご覧ください)
Wiseの登録・使用には、3つのステップが必要です。
- Wiseアカウント作成
- 送金
- 本人確認
それぞれに、以下のような事前準備が必要なので、その準備ができたら、手続きをはじめてください。
なお、「1. Wiseアカウント」だけは簡単にできるので、まずをそれだけしておいても良いです。
- メールアドレス
- 日本の携帯電話番号(アカウント認証の際に必要です)
- 送金人(日本側)名義の銀行口座(オンラインバンキングがあると楽です)
- 下のどちらか1つ
- 受取人(イギリス側)のWiseアカウント・メールアドレス(こちらの方が楽でおすすめです)
- 受取人(イギリス側)のイギリスの銀行口座の情報(登録名とIBAN)
- マイナンバーカード(ない場合はマイナンバー通知書と、運転免許証やパスポートなどの写真付身分証明書)
- スマートフォン
- 紙とペン(本人認証の際に必要です)
1. Wiseアカウントの作成
準備ができたら、Wiseのアカウントを無料で作成しましょう。
まず、下のボタンをクリックして、Wiseのホームページに飛びます。

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画面真ん中の「アカウントを開設する」か、画面右上の「会員登録」を押します。どちらでも内容は一緒です。
次に、「メールアドレス」を入力します。
次に、「アカウントの種類」で「個人アカウント」を選びます。
次に、「居住国」で「日本」を選びます。
次に、「電話番号」で、日本の国番号「+81」を選んで、自分の番号を入力します。
認証コードが、携帯電話の「メッセージ」というアプリに送られていると思うので、それ入力します。
次に、「パスワード」を新しく設定します。
まずはこれでWiseのアカウント作成完了!
このあと、次の画面に自動的に変わります。
2. 送金する(後回しにもできます)
画面上には「Wiseで使いたいオプションの選択」があらわれたと思います。
「送金に必要なもの」が既に準備ができている場合は、ここで「送金する」を選びます。
まず、受取人(イギリス側)の通貨をポンドにします。
その後、「送信人(日本側)から送る金額(日本円)」か「受取人(イギリス側)が必要な金額(ユーロ)」のどちらか一方を入力します。
そうすると、それぞれの換算額が表示されるので、「続行」を選びます。
次に、「個人」の送金を選択します。
次に、日本からお金を送る人(送信人)の情報を記入します。
次に、「受取人」を以下の基準で選択します。
- 日本のご家族が、イギリスにいる家族に送る場合:「第三者」(「自分以外」と表記されている可能性もあります)
- 自分の日本の銀行から、イギリスの自分の銀行にお金を移す場合:「自分」
- 日本からイギリスのアパートの大家や語学学校に送金する場合:「法人・団体」(個人口座が指定されている場合は「第三者」を選びます)。
次に、受取人(イギリス側)の口座情報を入力します。
口座情報とは、「口座の名義人(ローマ字表記)」と「IBAN」です。
もし受取人の口座情報がわからなければ、受取人(イギリス側)のメールアドレスを代わりに記載すると、受取人に自分で口座情報を入力してもらえます。
あるいは、受取人がWiseに登録している場合、口座情報が自動的に反映されます。
そのため、受取人(イギリス側)もWiseアカウントを作っておいた方が、送信人(日本側)の負担がかなり減るので、おすすめです。
(とくに、銀行情報の記入は、日本側では聞き慣れない銀行用語もあるため、日本側への負担もかかってしまいます)
次に、「利用目的」として、一番近いものを選びます。
次に、「年間予定送金額」を記入します。予定で大丈夫で、それから多くなっても少なくなっても、まったく問題ないです。
次に、「収入源・年間収入」を記入します。
これで送金準備が完了です。
次に、本人確認に移ります。
3. 本人確認(スマートフォン操作推奨)
これまではパソコンでやっていたかと思いますが、本人確認は基本的にスマートフォンでおこないます。
パソコンからでもできますが、スマホでやった方がだいぶ楽です。
今、パソコンの画面には、本人確認のためのリンクをメールでスマホに送るか、パソコンの画面にQRコードを表示させ、それをスマホで読み込むかを聞かれていると思いますので、ご自身がやりやすい方を選んでくださいね。
スマートフォンに移動したら、「本人の確認方法」を選択します。
マイナンバーカードの情報はいずれにせよ提出する必要があるので、本人の確認方法はマイナンバーカードを使うことが一番楽です。
画面に4桁の認証コードが届くので、認証コードを紙に手書きし、その紙とマイナンバーカードを並べ、写真を撮影します。
撮影できたら「続行してアップロード」を押します。
次に、画面の指示に従い、身分証明書の厚さがわかるように、撮影します。
次に、身分証明書の裏面を撮影します。
次に、4桁の認証コードを書いた紙を手に持ち、カメラのインカメラを使って、自分と紙の写真を撮ります(自撮り、セルフィー)。
次に、マイナンバー関連書類をアップします。
次に、受取手(イギリス側)の居住国として「イギリス」を選択します。
次に、送金の目的を選びます。
次に、「送金の詳細」を確認します。このときに、イギリス側に届く金額や日にち、日本側で振り込む金額がわかります。
次に、Wiseへの入金方法を選びます。
ここでは、「銀行口座振込」か「デビットカード」のみが選べ、「クレジットカード」は選べません。
また、「デビットカード」より、「銀行口座振込」の方が手数料が安い場合が多いです。
ここでは、「銀行口座振込」を選んだとします。
そうすると、Wiseの銀行口座情報が表示されます。
(私はこれまで、Wiseの三菱UFJ銀行の口座にしか送ったことはありません)
指定された期限までに入金します。
オンラインバンキングをもっていれば、すぐに振り込みができて便利ですよ。
あとは、受取人(イギリス側)にお金が届くのを待つだけです。
なお、Wiseの銀行への入金が確認されないと、イギリス側への送金がはじまらないので、ご注意ください。
以上、大変長くなりましたが、Wiseの登録手順・送金方法・本人確認の流れでした。
既にイギリスにいる方のWiseを使った海外送金は要注意
最後に、既にイギリスにいる方に注意していただきたいことがあります。
それは、既にイギリスにいて、日本でWiseのアカウントを作っていない場合、日本にある自分の銀行口座からイギリスにある自分の銀行口座にお金を移すことはできないこと。
その場合は、ご家族やご友人にWiseのアカウントを作ってもらい、ご家族やご友人の口座から、イギリスの自分の口座に送ってもらう必要があります。
その後、その分の金額を銀行振り込みなどで、ご家族や友人に送ればOK。
もちろん、イギリスに来る前に、日本でWiseに登録していれば、イギリスに来たあとも、日本の銀行からイギリスの銀行へのお金の移動が一人でできますよ。
そのため、イギリスに来る予定で、まだ日本にいる方は、忘れないように日本にいる間にWiseのアカウントを作っておいてくださいね。
ただ、もうイギリスに来てしまっているから、Wiseのアカウントを作る必要がないかと言われれば、そうではありません。
イギリスで新しくWiseを作ると、日本からイギリスにの自分の口座にお金を送ってもらうときに、自分のアカウントのメールアドレスを日本側に伝えるだけで、とても簡単に送金ができます。
日本側にとっては、イギリス側の銀行情報の入力には手間がかかりますので、自分のWiseアカウントのメールアドレスを教えて、送金をしてもらった方が、お互いにかなり楽になります。
イギリスでWiseのアカウントの作り方は、日本のときとほとんど同じです。
必要書類が、マイナンバーカードの代わりに、滞在許可証とパスポートとイギリスの住所が確認できる書類が必要になります。
具体的には以下の通り(一部)です。
- 銀行やクレジットカードの取引明細書
- 他金融機関や政府機関発行の書類
- イギリスの運転免許証
- 公共料金の領収書(電気、ガス、電話のみ。携帯電話不可)
まとめ:イギリスへの海外送金はWiseが一番安い!
いかがでしたか?
今回は、イギリスへのもっともお得な海外送金の方法として「Wise」を紹介させていただきました。
アカウントの開設は無料なので、作ってておいて絶対に損をすることはないです。
逆に、Wiseのアカウントを作らずにイギリスに行ってしまうと、Wiseを作るのが少し面倒になるので、今のうちにつくっておきましょう。

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- 日本からイギリスへの海外送金で、もっともお得で便利な方法は「Wise」!
- Wiseはお得な分、登録するのに少し手間がかかるので、日本で早めに準備するのがおすすめ
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