最近、トランプ政権は外国人に対する取り締まりを強化しています。
これにより、外国人の登録や滞在管理のルールがより厳しくなり、アメリカに住んでいる日本人の方もより不安を感じるようになっていますよね。
とくに、2025年4月に、アメリカに長く滞在する方に関係する外国人登録のルールが変わりました。
知らずにルールを守らなかった場合、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。
だからこそ、今のうちに正しい情報を知って、安心してアメリカ生活を送る準備をしておきましょう。
この記事では、具体的に何が変わったのか、どんな対応が必要なのかをやさしくまとめました。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
なぜ外国人登録のルールが厳しくなったの?
アメリカ政府は、外国人の滞在状況をより正確に管理し、安全を保つためにルールを見直しました。
新しいルールは、違反者に対して厳しい罰則を科すことで、不法滞在や不正登録を防ぐ狙いがあります。
この背景には、アメリカ国内の移民問題の複雑さや治安維持の必要性があります。
正しくルールを守ることが、ご自身の安心にもつながるので、しっかり理解しておきましょう。
外国人登録で気をつけたい3つのポイント
外国人登録は難しく聞こえるかもしれませんが、守るべきポイントは主に3つだけです。
順番に見ていきましょう。
外国人登録が必要な人は誰?
アメリカに90日以上滞在する人で、指紋登録(バイオメトリクス)やI-94(入国記録)の登録をまだしていない人は、登録が必要になります。
特に、学生ビザや就労ビザで長期滞在される方は注意してください。
▼詳しくはUSCIS(アメリカ移民局)の公式サイトをご覧ください
USCIS – Nonimmigrant Arrival and Departure
滞在証明書は必ず携帯を
アメリカ滞在中は、I-94、グリーンカード、就労許可証などの「滞在証明書類」を18歳以上の方は必ず持ち歩く義務があります。
スマホの画面に保存したPDFでもOKですが、紛失や電池切れの時のために紙のコピーも持つことをおすすめします。
▼I-94の確認・印刷はこちらから
CBP I-94公式サイト
引っ越ししたら住所変更届を必ず提出
アメリカ国内で引っ越ししたら、10日以内にUSCISに住所変更届(AR-11フォーム)を提出しなければなりません。
これを忘れると、将来のビザ更新や永住権申請に影響することがあります。
▼AR-11オンライン申請はこちら
USCIS – Change of Address
ESTAや短期滞在の方はどうしたらいい?
短期の観光やビジネスで90日以内の滞在でESTAを利用している方は、新しい登録義務は原則ありません。
アメリカ入国時に指紋登録やI-94の取得が完了していれば問題ありません。
ただし、長期滞在やビザ変更を検討されている場合は、早めに登録状況を確認しましょう。
ESTAについてはこちらも参考にしてください。
最近、ESTAに関するトラブルが増えているので、注意しましょうね。

登録義務を守らないとどうなるの?
もし外国人登録の義務を怠ったり、滞在証明書を携帯しなかった場合、罰金が科されることがあります。
さらに悪質な場合は、強制退去や将来のビザ取得に影響が出る恐れもあります。
「知らなかった」では済まされないことも多いので、情報をしっかり把握しておくことが大切です。
詳しい罰則や法的な情報は公式サイトをご確認ください。
USCIS – Penalties for Failure to Comply
公式情報は必ずチェックしよう
今回のルール変更については、在アメリカ日本国大使館からも詳しい注意喚起が出ています。
最新の情報を必ず公式から確認してくださいね。
▼在アメリカ日本大使館 注意喚起(PDF)
https://www.us.emb-japan.go.jp/j/anzen/archive/2025/20250409ryojimail.pdf
▼アメリカ国土安全保障省(DHS)関連情報
DHS – Immigration Updates
まとめ:安心してアメリカ生活を続けるために
新しいルールは少し複雑に感じるかもしれませんが、決して難しいものではありません。
大切なのは、
- 自分の滞在資格や期間をしっかり把握すること
- 必要な書類をいつも携帯すること
- 住所変更や登録が必要な場合は早めに対応すること
これだけ守れば、今まで通り、安心してアメリカでの生活が送れますよ!
家族みんなで話し合いながら、わからないことは日本大使館や日本人コミュニティにも相談してみてくださいね。
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