イギリスはチップが必要だが、気にしすぎる必要もない
イギリスではチップの文化が他国とは異なります。
日本では、海外=チップという考えがありますよね。
でも実際は、イギリスではチップを渡す習慣がほとんどありません。
ただ、まったくないというわけでもないです。
正直、チップに関するルールが曖昧なため、初めてのイギリス訪問ではチップがどうすればいいのか迷うところです。
そこで、本記事では、イギリスのチップ事情について具体例をあげながら、詳しく解説します。
コロナ禍後に起きた変化もあるので、ぜひ確認してみてくださいね!
イギリスでチップが必要なシーン
早速、イギリスでチップを払う主なシーンをみてみましょう。
- レストラン:チップ必要あり。レストランで食事を終えた後に、支払金額の10〜15%をチップとして渡すことが一般的
- タクシー:チップ必要あり。現金で支払う場合は、切りの良いところに運賃を切り上げして、支払うのが一般的。金額はやはり料金の10〜15%程度。最近では、配車アプリも多いので、アプリを通じて運転手にチップを渡す方が増えています
- ホテル(ポーター):チップ必要あり。荷物を運んでくれたポーターに、スーツケース1つにつき、現金で1ポンド渡すのが一般的
- ツアーガイド:チップをあげた方がよい。バスツアーに参加したとき、運転手やガイドそれぞれにチップを渡す人が多いです。金額は決まっていませんが、ツアー参加費の10〜15%が目安
イギリスでチップが不要なシーン
- ファーストフード、カフェ:チップ必要なし
- パブ、バー:チップ必要なし
- 高級レストラン:チップ必要なし(既にサービス料が支払い料金に含まれているため)。ただし、サービスが良ければ、払ってもよい
- ホテル(清掃):ベッドメイキングをしてもらった場合、チップは必要なし。ただし、汚しすぎている場合などは、お礼の意味も込めて、チップを渡してもよい
もちろん、サービスに満足した場合はチップをあげても大丈夫ですよ。
コロナ禍後、チップ支払いにクレジットカード利用が急増
これは世界的に共通していますが、コロナ禍以降、生活の隅々にまでクレジットカード決済、とくにタッチ決済が広がっていきました。
イギリスでも、ほとんどすべての場所で、クレジットカード支払い、カードやスマホを使ったタッチ決済が可能です。
カード決済だと、お釣りのやりとりの時間が減らせられるので、会計がとてもスムーズになります。
そのため、レストランやタクシーなどでクレジットカードを使ってチップを支払う人も急増しています。
クレジットカードでのチップの支払い方もとてもカンタン。
たとえば、54ポンドの支払いがあったとき、チップを6ポンド入れて、60ポンド支払うとします。
そのときは、
I pay 60 (pounds). アイ ペイ シクスティ(パウンズ)
のように言いましょう。
もし、言い忘れたら、チップだけを現金で渡してもよいです。
円安対策のためにも積極的なカード決済がおすすめ
最近は、日本の円安や海外の物価上昇もあって、イギリスでのショッピングやレストランが高く、お財布が心配になりますよね。
そういうときは、クレジットカードで決済するのがオススメです。
ただし、「エポスカード」「三井住友VISAカード」など、日本のクレジットカードを海外での支払いに使ってしまうと、損をしてしまうので注意!
たとえばイギリスで10万円分の買い物をした場合、日本のカードを使うと、両替レートが悪いため、カード会社に支払う実質的な手数料が大体2〜4%、つまり2,000〜4,000円になります。
一方、イギリス発のフィンテック企業Wiseによる「Wiseデビットカード」を使えば、その手数料が業界最安の0.6%に抑えられます!

つまり、10万円の買い物をすると手数料が600円となり、日本のカードで支払うより約1,400円以上もお得になります!
詳しくは、こちらの記事も読んでみてくださいね。
まとめ:イギリスのチップはレストラン、タクシーで10〜15%が目安
イギリスのチップ文化は他国とは異なり、気軽に渡す、気軽に受け取るスタイルです。
よくある場面では、レストランやタクシーでは、支払金額の10〜15%を支払うようにしましょう。
また、最近のイギリスでは、クレジットカード決済がスピーディーであり、お釣りを出したりする手間もはぶけるため、カードによるチップの支払いも増えています。
今回紹介した、「Wiseデビットカード」などのカードを使って、スムーズに、かつ、お得にチップを支払いましょう。
イギリスへの旅行・留学・駐在を考えている方に絶対マストなカードですので、ぜひ作ってみてくださいね。

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