アメリカESTA、高額代行サイトに注意!被害者続出【2025年最新ESTA登録ガイド付き】

アメリカ
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アメリカに旅行するときに必須のESTA。

とくに代行サービスなどを使わずとも、公式ページから登録できます。

しかし、気づかぬうちに、ESTAの公式サイトからではなく、高額代行サイト・詐欺サイトを間違って使ってしまっていることがあるんです。

今回は、そんな高額代行・詐欺サイトの見分け方を説明いたします。

実は僕も1回ひっかかってしまい、1万円弱の支払いをしてしまいました・・・。ESTAは21ドル(約3000円)なので、支払いの時にちゃんとチェックしましょうね!


ESTA(エスタ)とは?基礎情報をおさらい

ESTAとは何か?

ESTA(Electronic System for Travel Authorization)は、アメリカ合衆国への渡航に際し、ビザ免除プログラム(VWP)を利用する旅行者が事前に取得する電子渡航認証です。

観光や商用目的で90日以内の滞在を予定している場合、ESTAの取得が必要です。

ESTAの申請条件と有効期限

  • 対象者:ビザ免除プログラム参加国の国民
  • 滞在目的:観光、商用、乗り継ぎ
  • 滞在期間:最大90日
  • 有効期限:承認日から2年間、またはパスポートの有効期限まで

申請費用と支払い方法

  • 申請料:21ドル(約3,000円)
  • 支払い方法:クレジットカード(Visa、MasterCard、American Express、Discover、JCB)

ESTAは絶対に21ドル(約3000円)しかかかりません!


詐欺ESTAサイトに注意!被害が増加中

ESTAの公式ページはこれです!!

まずは、公式サイトのURLとその画面から。

URLは、

https://esta.cbp.dhs.gov

トップ画面は、

Screenshot

です!

URLの最後の「gov」は「government(政府)」の略で、政府関係機関しか使えません!当然、ESTAは政府が担当しているので、govのURLが使われています。

ESTA高額代行サイト・詐欺サイトの具体例

しかし、この公式サイト、Googleで検索しても、一番上にあがってきません。

たとえば、Googleで「ESTA 申込み」などと検索すると、以下のページが表示されます。

Screenshot

このうち、上の3つはすべて、高額代行サイトです!

  • Visasyst
    • https://esta.visasyst.com
  • US Visa Connection
    • https://apply.usvisaconnection.com
  • U.S. Immigration Support
    • https://www.usimmigrationsupport.org

よくみてみると、この3つのサイトの上に「スポンサー」と書いてあるのがわかりますね。

これは、「ESTA」をGoogleで調べた時に、上記3社がお金を払って、上位表示するようにしているんです。

一応、これらの代行サイトを使っても、ESTAはちゃんと発行されることが多いです。

しかし、普通であれば3,000円ぐらいで済むところを、1万円前後支払わされることがあります。

ESTA高額代行サイト・詐欺サイトの特徴

高額代行サイトの特徴には、以下のような特徴があります。

  • URLが「.gov」で終わっていない
  • URLに「cbp」や「dhs」の文字が含まれていない
  • アメリカの国章(ワシのマーク)やESTAのロゴがない
  • 申請料が21ドルを大きく上回る
  • 申請料が、申込みページの最初や、わかりやすい部分に書かれていない
  • 日本語で申請する場合、不自然な日本語(機械翻訳)がある

「gov」とは、先ほども説明したように、Government(政府)の略で、各国の政府機関しか使えません。

「CBP (cbp)」とは、Customs and Border Protectionの略です。アメリカ合衆国税関・国境警備局を指します。

DHS (dhs)」とは、Department of Homeland Securityの略です。アメリカ合衆国国土安全保障省の略。

ESTAの公式ロゴは以下のようなものです。

引用:https://de.usembassy.gov/de/esta/


ESTA高額代行サイトの被害者続出!実際の被害例

川崎市の消費者行政センターには、公式サイトと誤認して申請し、高額な手数料を請求されたという相談が寄せられています。

引用:「くらしの情報かわさき」(川崎市消費者行政センターの広報)

インターネットでの契約は、クーリングオフの対象になりませんので、気をつけてくださいね。


ESTA公式サイトでの申請手順

  1. 公式サイトにアクセスhttps://esta.cbp.dhs.gov
  2. 右上で言語を「日本語」にする(英語が苦手な人向け)
  3. 「新規申請」を選択
  4. 必要事項を入力:氏名、パスポート情報、渡航情報など
  5. 申請料の支払い:クレジットカードで21ドルを支払う
  6. 申請結果の確認:通常、数分以内に結果が表示されますが、最大72時間かかる場合もあります

ESTAの支払い、アメリカ旅行時のクレジットカード利用は、エポスカードがオススメです!

ESTA Mobileアプリの利用

米国税関・国境警備局(CBP)が提供する公式アプリ「ESTA Mobile」でも申請が可能です。

AppStore、Google Play Storeで直接「ESTA」と検索すると、詐欺サイトが上位に出てくる可能性があるので、必ず上のURLからアクセスしてくださいね。


ESTA申請時、日本人にわかりにくい部分・質問を徹底解説!


Alias or Other Names(別名・旧姓)

  • 意味:過去に使用していた名前、旧姓、英語名(通称名など)がある場合に記入する項目です。
  • 解説:旧姓や通称名を使っていたことがある場合は「Yes」を選択し、記入欄にその名前をローマ字で記載します。なければ「No」でOKです。

Are you a member of the CBP Global Entry Program?(グローバルエントリープログラムの会員ですか?)

  • 意味:米国入国時の迅速審査プログラムへの参加有無を聞く質問です。
  • 解説:このプログラムに登録している日本人はほとんどいないため、通常は「No」で問題ありません。

Parents(両親の名前)

  • 意味:申請者の父母の氏名を記入する項目です。
  • 解説:亡くなっていても記入が必要です。必ずローマ字でフルネームを記入してください。
    • 例:父「Taro Yamada」、母「Hanako Yamada」

City of Birth(出生都市)

意味: 申請者が生まれた都市や市区町村をローマ字で記入する項目。日本では戸籍や出生届に記載されている出生地が該当します。

解説: 日本のパスポートには出生地の記載がないため、自分の記憶や戸籍謄本などから出生した市区町村または都道府県をローマ字で入力しましょう。

例:東京都 → Tokyo、横浜市 → Yokohama、札幌市 → Sapporo

正確な市区町村がわからない場合は、都道府県名でも問題ありません。

この項目はESTA審査上で大きな影響を与える可能性は低いので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。(もちろん、嘘はダメ)


National Identification Number(国家識別番号)

  • 意味:各国が国民に付与する識別番号。日本には該当する番号が存在しません。
  • 解説:「Does Not Apply」を選択するか、空欄のままで問題ありません。

Social Media(SNSアカウント)

  • 意味:使用しているSNSの情報(アカウント名など)を記入する任意項目です。
  • 解説:Facebook、Instagram、X(旧Twitter)などが対象。入力は必須ではなく、空欄でも申請に影響ありません。

U.S. Point of Contact Information(アメリカ滞在中の連絡先)

  • 意味:滞在中に連絡可能な人物または組織の情報を記入します。
  • 解説:
    • ツアーの場合:ツアー会社の連絡先
    • 個人旅行・ホテル宿泊の場合:宿泊予定ホテルの情報を記入
    • 該当なしの場合、「UNKNOWN」を選べますが、それはやめましょう。近年、取り締まりが厳しくなっており、自分の滞在先がわからない人、書いていない人は、アメリカの空港から日本へ強制送還される事例が多く発生しています。とくに、現地で誰かが準備してくれた場合でも、必ずその人に情報を聞いて、この項目を記入しましょう(とくに、一人で旅行する場合)

Address While in the United States(アメリカ滞在中の住所)

  • 意味:アメリカで滞在予定の住所を記入する項目です。
  • 解説:ホテル予約がある場合は、そのホテルの英語表記住所を記入してください。Booking.comなどの予約確認メールを参考にすると安心です。

Employment Information(雇用情報)

  • 意味:現在または過去の勤務先情報について記入する項目です。
  • 解説:
    • 学生の場合:「Student」と記入し、学校名を記載
    • 無職の場合:「None」でOK
    • 自営業やフリーランスの場合:「Self-employed」と記入し、業種を簡単に記載

ESTAに関するよくある質問と答え

ESTAは家族分まとめて申請できる?

はい、ESTAは1回の手続きで複数人分(家族分)をまとめて申請できます。これは「グループ申請」と呼ばれる方法で、例えば家族旅行などで複数人分を一緒に申請・支払する際に便利です。

ただし、申請フォームは1人ずつ記入が必要なので、まとめて申請しても各個人の情報をそれぞれ正確に入力する必要があります。支払いはまとめてできます。


ESTAの取得までにかかる時間はどれくらい?

通常、ESTAは申請してから72時間以内に結果が出ますが、ほとんどの場合は数分〜1時間以内に承認されます。ただし、システムの混雑や確認事項がある場合は数日かかることもあります。

旅行直前に焦らないためにも、遅くとも出発の3日前までには申請しておくのがおすすめ。


ESTAの有効期限内なら2回目の渡航もできる?

はい、ESTAの有効期間内(2年以内)であれば、何度でもアメリカに渡航可能です。

ただし、1回の滞在は最大90日以内に制限されています。

頻繁にアメリカを出入りしていると、入国審査時に「ビザが必要なのでは」と疑われる可能性もあるため、渡航間隔や滞在期間には注意しましょう。


イラン渡航歴があるとESTAは使えないって本当?

はい、本当です。過去にイラン、北朝鮮、キューバ、シリア、スーダン、イラク、リビア、ソマリア、イエメンに渡航歴がある場合は、ESTAの対象外となります

この場合は、アメリカ大使館・領事館でのビザ取得が必要です。

該当する国に2011年3月1日以降に渡航した記録があると、ESTAが却下される可能性が高くなります。

ESTAで渡航できるか不安な場合は、事前にビザ申請も検討しましょう。

ESTAを日本語で申請・代行したい場合は、必ず信頼できるサイトを使う

ESTAの申請をするのに、忙しくて時間が取れない方もいると思います。

その場合は、日本語での申請代行に依頼するのもありです。

ただし、その場合でも、ちゃんと信頼できる会社のサービスを選びましょう。

たとえば、JAL ABC(JALのグループ会社)は、以下のようなプランで代行サービスを提供していますよ。

引用:JAL ABC

料金は全部で7,000円弱なので、意外と高いですが、それでも海外のESTA代行サイト・詐欺サイトよりはかなり安いです。

申込みは以下のリンクから:

JAL ABC アメリカESTA申請代行サービス(ビザ申請代行サービス) - JAL国際線
安心のJALグループ JAL ABC アメリカESTA申請代行サービス 海外渡航に必要なビザ・渡航証明の申請はJAL ABCにお任せください!

まとめ:ESTA申請は、必ず公式サイト経由で申し込むこと

ESTAの申請は、公式サイトまたは公式アプリを利用しましょう。

そして、高額代行サイトに注意し、正しい情報をもとに手続きを進めましょう。

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