スペインのレストランに入って席につくと、メニューを頼む前に「パンの盛り合わせ」や「オリーブの小鉢」が運ばれてくることがあります。
はじめてスペインに行く方は、「これって、勝手に食べていいの?」って思いますよね。
これは実は、「パン代」などとしてお会計に含まれています。
今回は、スペインのレストランでの習慣について、日本であまり知られていないことをシェアさせていただきます!

日本とは違う部分もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
パンやオリーブ、これって無料?有料?
スペインでは、パンやオリーブが「無料のサービス」として出てくることもありますが、基本的には有料です。
多くのレストランで、「パン」や「オリーブ」、「グリッシーニ」などが自動的にテーブルに運ばれてきますが、これには「カバーチャージ(cover charge)」が含まれている場合が多いです。
料金は店によって異なりますが、1〜2ユーロ前後が一般的です。
このチャージは、「席料」としての意味合いが強く、パンやオリーブが食べられるかどうかに関わらず、席を確保するための料金として加算されることがほとんどです。
断ることはできる?
スペインでも、パンやオリーブが出てきた際に「食べない」「不要だ」と伝えることが可能です。
もしこれらの料理を食べたくない場合は、最初に出された際に店員さんに「No quiero pan.(パンはいりません)」や「No quiero aceitunas.(オリーブはいりません)」と伝えて断ることができます。
ただし、注意すべき点は、カバーチャージ自体は通常キャンセルできないということ。
そのため、パンやオリーブの有無に関わらず、席料は請求されることが一般的です。
食後のデザートやリキュールはどう?
食後に無料で提供されることが多いのが、小さなデザートやリキュール(特に「グラッパ」や「シャラモビノ」など)です。
これらは、旅行者向けの観光地でも、地元の人が集まるレストランでもおもてなしの一環として提供されることが多いです。
ただし、このサービスが提供されるかどうかはレストランの方針によるため、出てこない場合もあります。
スペインのレストランで他にも注意しておきたいこと
- 食事時間が遅め。昼は13時〜15時、夜は21時以降が一般的
- チップは必須ではないが、10%程度のチップを置くのが一般的
- メニューにはない「本日のおすすめ」を店員が教えてくれることが多い
- コース料理の場合、量が多いのでシェアすることを考えた方が良い
まとめ:スペインでは「勝手に出てくるもの」が無料とは限らない!
スペインのレストランでは、パンやオリーブが出てくることがありますが、これらは有料であることがほとんど。
カバーチャージとして席料が請求されることが多いため、「無料のサービス」とは考えない方が良いです。
もし不要であれば、出された時点で断ることはできますが、席料自体は請求されることがほとんどです。

スペインのレストランの「おもてなし文化」を楽しみましょう!
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